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店舗用シャッターの種類や特徴を解説!自店に合った選び方も紹介!

2023年02月22日

新規店舗のオープンなどでシャッターを設置したいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない方は多いのではないでしょうか?
何も調べないで設置してしまうと「思っていたものと違った」との事態も起こりかねません。

そこで今回は、店舗用のシャッターの種類と特徴、シャッターの選び方まで詳しく解説します。
この記事を参考に、ご自分の求めている機能のシャッターを設置してください。

店舗用シャッターの種類や特徴を解説!自店に合った選び方も紹介!

店舗用シャッターのタイプ

店舗でよく使われるシャッターのタイプを紹介します。
小さな店舗では手動の軽量タイプを使うケースが多いです。
一方、大型店舗や複合施設内にある店舗の場合は、それぞれのケースによって異なります。

手軽に使用できる「軽量タイプ」

軽量タイプは開閉時に軽くて操作がしやすく、力を使わずに開閉できます。
シャッターは蛇腹状のスラットを折りたたんで収納します。
このスラット部を、細く軽くして軽量化に成功しました。
街の商店街でよく採用されています。

軽量タイプは、価格的にもお手頃なので選びやすいです。

重くて厚い「重量タイプ」

重量タイプは、スラットが厚く重いタイプのシャッターです。
スラットの厚みが1.6mm以上のものを重量タイプと呼びます。
厚みがあるので、防火・防煙・防水に効果を発揮できるシャッターです。

また、重量タイプにはスラットがパイプのタイプもあります。
防犯対策をしながら、ディスプレイ効果も持ち合わせています。

火災の延焼を阻止する「防火タイプ」

火災時に被害の広がりを食い止めるのが防火タイプです。
外部からの延焼を阻止する場合は外に、建物の中で発生した火災の広がりを抑える場合は建物内部に設置します。

防火用のタイプは建築基準法で定められたエリアへの設置が義務なので、事前に確認しておかなければなりません。

頑丈で破壊しづらい「防犯タイプ」

防犯タイプは、防犯対策のために設置します。
空き巣や忍び込みなどに絶大な効果を発揮するシャッターです。
このシャッターがあると破壊して侵入するためには、それなりの時間がかかってしまいます。

空き巣犯などは、短時間で侵入したいので、心理的に諦めるケースが多くなるのです。
また、それ以外にも台風や暴風雨からガラスを守る役割も担ってくれます。

水害から守る「防水タイプ」

防水タイプは、集中豪雨や台風の浸水対策として設置するシャッターです。
「止水パネルシャッター」や「ウォーターガードシャッター」とも呼ばれています。
中には高さ3mの水位まで耐えるシャッターも存在します。

店舗用シャッターを選ぶ際のポイント

シャッターにはさまざまな種類があります。
「手動や電動」「軽量や重量」などの特徴からも、それぞれメリットやデメリットが存在するのです。
ここからは、店舗用のシャッターを選ぶ際のポイントと注意点を解説します。

操作方法で選ぶ

シャッターの操作方法は。手動および電動の2種類あります。
手動式は昔から流通しており、自分の力で開閉するものです。
シャッターを上げ下げしなければならないので、身体には負担がかかります。

しかし、リモコンやアプリの操作に悩むケースはありません。
力があれば誰でも開閉できるものです。

一方の電動式の最大のメリットは、遠隔操作が可能な点です。
離れた場所からでもリモコンを用いて操作できます。
最近では、リモコンの代わりにスマートフォンに専用のアプリをダウンロードして開閉できるタイプも多くなっています。

材質で選ぶ

シャッターの材質は、強度や価格、メンテナンスの必要性、見た目に大きく影響する部分です。
これからシャッターを設置する店舗に、どのような材質のシャッターが合っているのか考えておきたいところです。

材質を選ぶ時は、これから紹介する特徴を踏まえて選びましょう。

水に強く腐食しない「ステンレス製」

ステンレス製のシャッターは、すべての材質の中で一番腐食しにくい材質です。
デザイン的に見ても、最も高級感があります。
ただし、価格が驚くほど高いのと、色味がシルバーカラーだけなのがデメリットです。

安価で静音性抜群の「鉄製・スチール製」

鉄製・スチール製の最大のメリットは価格がとても安い点です。
一昔前の鉄製・スチール製の材質は、錆びやすいのが弱点でした。
しかし近年では、塗料の進化と錆びにくくするコーティングを施しているシャッターが増えています。

長く使える「アルミ製」

アルミ製のシャッターは、スチールに比べ腐食しにくく長期間使用できます。
また、デザインにも高級感があり素材が軽いので、手動でも楽に開閉できます。
ただし、価格がステンレス製ほどではありませんが、かなり高価です。

高いデザイン性の「木製」

木でできたシャッターは、建物に合わせたおしゃれなシャッターにできます。
デザイン性が高く、シャッター感が感じられません。
ただし、腐食しやすいので、頻繁なメンテナンスが必要となります。

使用目的で選ぶ

店舗用のシャッターを選ぶ際は、「どのように使いたいか」といった使用目的を考えて選びましょう。
治安のよくない地域では防犯性能向上のため、突風などがよく発生する地域では自然災害の対策としてシャッターを取り付けるでしょう。

また、安全性の高い電動タイプで便利に使用したいなどの目的で取り付けるケースもあります。

性能で選ぶ

開閉のスピードや操作方式、静音性などシャッターの性能はメーカーやモデルごとに大きく違います。
また、シャッターの寿命もそれぞれ変わってきます。

ストレスなくシャッターを使用するにはどこまでの性能が欲しいのか、予算と相談しながら選んでみてください。
例えば、住宅街にある店舗であれば、静音性が大事でしょう。
高齢の方が運用する店舗であれば、手動より電動式がよいでしょう。

まとめ

店舗用シャッターの種類は重さの違いや用途の違い、材質の違いなどさまざまな観点から分けられています。
素材や操作方法の種類などによって、価格も大きく異なります。
予算が決まっているのであれば、コスト面も考慮に入れて検討しなければなりません。

今回の記事を参考にしてもらい、快適に使える目的に合ったシャッターを選びましょう。