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屋外での電気配線のつなぎ方について解説!知っておきたい注意点とは

2023年01月26日

屋外で照明などを設置するため、電気配線のつなぎ方について知りたい方も多いでしょう。
この記事では、次の内容についてお伝えします。

● 屋外で電気配線をつなぐ際のポイント
● 屋外で電気配線をつなぐ際に注意すべき点

屋外での電気配線作業は、漏電や感電などの危険があります。
事前に注意点などを把握し、トラブルを防ぎましょう。

屋外での電気配線のつなぎ方について解説!知っておきたい注意点とは

屋外での電気配線のつなぎ方!4つのポイント

屋外で電気配線をつなぐ方法には、次のようなポイントがあります。
1. VVFケーブルには電線保護管を使用する
2. 防水タイプのコネクタを使用する
3. 自己融着テープ・絶縁テープで巻く
4. 屋外用ジョイントボックスを使用する

それぞれ見ていきましょう。

1.VVFケーブルには電線保護管を使用する

VVFケーブルは原則としては屋内用であり、屋外で長期間使用する場合は、電線保護管を使用しましょう。

基本的に一般住宅の屋内で使用するVVFケーブルは、一時的であれば屋外でもそのまま使用できます。
15Aほどの照明やコンセント回路への電源供給に、多く使用されているケーブルです。

しかし、VVFケーブルは紫外線に弱いため日光や雨に長い時間さらされると劣化が進み、被覆が破損しやすくなります。
破損部分から雨水が浸入すると絶縁性能が失われ、感電や漏電を引き起こす可能性があり危険です。

また、よく使用される電線保護管には、CD管とPF管の2種類があります。
どちらも容易に曲げられる合成樹脂製の電線保護管ですが、屋外で露出した場所に使用する場合にはPF管が適しています。

PF管には耐候性・難燃性があるのに対し、CD管には耐候性がありません。
屋外で紫外線や雨水を防ぐためには、PF管を使用するのがよいでしょう。

2.防水タイプのコネクタを使用する

電線を接続するには、円筒状のリングスリーブで圧着する方法と、差し込みコネクタに電線の端部を挟み込む方法があります。
屋外でコネクタを使用する場合は、通常タイプではなく防水タイプを選びましょう。

特に屋外用LED照明器具を設置する場合、通常のコネクタの使用が原因で故障するケースが多くあります。
LED照明は電源のオン・オフの切り替えで起こる温度変化によって、製品の内部と外部に気圧差が生じます。

結果的に製品内部に蒸気が浸透し、早い場合は数ヵ月で故障するケースもあり、注意が必要です。

3.自己融着テープ・絶縁テープで巻く

屋外では、VVFケーブルの端部から水が浸入しないよう、自己融着テープでVVFケーブルを巻く必要があります。
自己融着テープを伸ばしながら巻き付けると、テープ同士が密着して一体化します。
一体化すると、水の通る空間がなくなるため、水分が浸入する恐れがありません。

また、自己融着テープを保護するために、自己融着テープを巻いた上からビニールテープなどの絶縁テープを巻くと防水効果が高まります。
自己融着テープは、ホームセンターなどで購入できます。
ビニールテープだけでは防水対策にならないため、十分注意しましょう。

4.屋外用ジョイントボックスを使用する

屋外では、防水性の高いジョイントボックスを使用しましょう。
ジョイントボックスとは、電線やケーブルの分岐や結線部分を保護するための箱で、屋内用と屋外用があります。
電気配線を施工する場合の必需品ですが、ジョイントボックスの施工は電気工事士の有資格者に限られるため注意しましょう。

屋外で電気配線をつなぐときに注意する点3つ

屋外で電気配線をつなぐときに注意すべき点は、次の3点です。

1. 多くのケーブルを束ねすぎない
2. カラーケーブルで色分けする
3. 定期的に点検する

電気配線で注意を怠ると、トラブルの原因となり最悪の場合、火災につながる恐れがあります。
それぞれについて解説します。

1.多くのケーブルを束ねすぎない

多くのVVFケーブルを束ねるのは避けましょう。
あまりに多くのケーブルを一括で束ねてしまうと、放熱性が低下して発火する恐れがあります。
一括で束ねるのは5~7本を目安にし、できるだけ少なくするのが望ましいでしょう。

2.カラーケーブルで色分けする

VVFケーブルは、場所や回路別にカラーケーブルを使用して色分けしましょう。
VVFケーブルはグレーが多く使用されますが、赤や黄色などのカラーケーブルも販売されています。

単色でまとめると、点検時や修理時に紛らわしくなります。
カラーケーブルで色分けして、切断や接続ミスを防ぎましょう。

3.定期的に点検する

屋外での電気配線は、定期的に異常がないか点検するのが安全です。
VVFケーブルは屋内で使用する場合の耐用年数は20~30年ほどですが、屋外では短めになります。

絶縁性能が失われた状態で長期間使用するのは、漏電や火災の原因になります。
定期的に、専門業者に絶縁測定を依頼するのがよいでしょう。

屋外で電気配線をつなぐ工事は専門業者に依頼するのがおすすめ

基本的に電気配線の工事には、電気工事士の資格が必要です。
無資格でも軽微な作業はできますが、できる範囲が限られています。
簡単にできそうだからと安易に作業した結果、最悪の場合は火災などの事故につながる恐れもあります。

資格を取得したうえでの施工も可能ですが、資格取得にも費用が必要です。
専門業者に依頼するのが効率的であり、安全です。

まとめ

屋外で電気配線をつなぐ際は、VVFケーブルに電線保護管を使用して紫外線や雨水を防ぎましょう。
防水コネクタや自己融着テープ、屋外用ジョイントボックスを使用して、水が内部に浸入しないための注意が必要です。

基本的に電気配線の施工は、漏電や感電などの事故を防ぐため専門業者に依頼するのが効率的であり、最も安全です。