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動力と電力の違いとは?電気プランから動力プランに変える方法も解説

2022年08月23日

「動力」と聞いても、正直あまりピンとこないですよね。
電力ならある程度知っているけど、動力はよくわからないという方もたくさんいるはずです。

 

あまり聞きなれない言葉の動力なので、どのような特徴があるか知りたいという方もいるでしょう。

 

そこで、動力とは何か、動力と電力ではどう違うのかということを解説していきます。
また、電力プランから動力プランに変更する方法も併せて解説していくため、ぜひ参考にしてみてください。

動力と電力の違いとは?電気プランから動力プランに変える方法も解説

動力とは?

私たちが普段使用している電気は、電力会社と契約することで使えるようになっています。
電力会社との契約ではいくつかの種類が存在するのですが、電力プランや電力プランもその中の1つです。

 

動力とは、機械など大きなものを動かすために必要となるエネルギーのことです。
業務用機器を扱っている大型店や飲食店、工場などに向いているのが動力プランとなります。

 

このような場所では、業務用エアコンや業務用冷蔵庫といった、大量のエネルギーを必要とします。
動力プランは、「三相200V」で電気を使用するのが特徴です。

 

反対に、家庭用の電化製品では「単相100V」と呼ばれる電気が使用されることが多いです。
これが「電力」となります。
単相は2本の線が利用されていて、1本は電気を受けるもので、もう1本は電気を送るために利用します。

 

そのことから、電気が行き来することになるのです。
三相は3つの波形が常時流れていて、単相交流を等間隔に3つ重ね合わせているのが特徴となります。

動力と電力の違いは?

動力と電力の違いとして、主に以下の点が挙げられます。

基本料金

業務用に使用される動力プランと、一般家庭で使用されることが多い電力プランでは、基本料金が違います。
動力プランは基本料金が高く、電力プランは基本料金が安いです。
ですので、両者は基本料金が違うということをまずは覚えておいてくださいね。

電力プランは電気量が増えれば高くなる

電力プランは動力プランよりも基本料が安い分、電気の使用量が増えると割高になります。
つまり、電力プランは電力が大きい電化製品を長時間使用すると、電気代が高額になるのです。

 

一方、動力プランはその反対です。
基本料金が高い代わりに、電力の使用単価が安いのが特徴。
そのため、電気使用量が増えればそれだけお得になるのが動力プランとなります。
大型店や飲食店、工場などであれば、エアコンや冷蔵庫など、大量の電気を使用します。

 

ですから、動力プランでなければかなり高額な電気代となってしまうのです。
一般家庭やあまり電気を使用しない店舗ならば、基本料金の安い電力プランがマッチしているでしょう。

コンセントの穴の数

動力と電力では、コンセントの穴の数も違います。
一般家庭で使用されるコンセントは、2つ穴タイプとなっています。
おそらく、普段何気なくコンセントを見ていても、2つ穴だということを知っているはずです。

 

一方、動力プランで使用される三相200Vは、コンセントが4つ穴になっています。
業務用で使用される三相200Vを見る機会があれば、4つ穴になっているのに注目してみてください。

電力プランから動力プランに変える方法

現在電力プランで契約しているものの、できれば動力プランに変更したいという方も少なくないはずです。
その場合、どのように変更すれば良いか知りたいという思いがあるのではないでしょうか。
以下で、そのやり方についてご紹介します。

電力会社に連絡する

電力プランから動力プランに変えるには、まずは電力会社に連絡しなければなりません。
なぜ、動力プランに変えたいのか理由を説明する必要があります。
そのため、適切な理由をしっかりと伝えられるようにしましょう。

三相200Vを接続するために電気工事をする

電力会社に連絡し理由を説明した後、三相200Vを接続するために電気工事をします。
単相100Vだと接続することができないので、三相200Vに接続するために工事をお願いしましょう。

電力プランから動力プランに変える申請をする

申請に必要となる書類は契約プランの種類、あるいは建物によって変わります。
動力プランの契約変更ならば、動力プラン契約電力変更申込書が必要となります。
わからないことがある場合、電力会社に連絡するようにしてください。

まとめ

動力とは何か、動力と電力の違いは何か、電力プランから動力プランへ変える方法について解説しました。
家庭用では主に電力プランで契約しており、業務用では動力プランで契約することが多いです。

 

電力プランから動力プランに変更することで、電気料金が安くなる可能性があります。
そのため、使用料や需要に合わせてどちらにするのが良いかをしっかりと考えていきましょう。