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室内ドアのリフォーム方法や費用は?部屋ごとのおすすめのドアや考慮すべき点も解説
2023年10月30日
室内ドアをリフォームする場合、どの部屋にどのタイプのドアを設置するのがよいのか悩んでしまいます。
ドアの選び方を間違えると、部屋全体のバランスが悪くなるのみならず、生活に支障が出てしまうこともあるでしょう。
また、室内ドアのリフォームに必要な費用の相場も気になりますね。
この記事では、室内ドアのリフォームの費用相場やドアを選ぶ際の注意点などについて解説します。
室内ドアのリフォーム方法
室内ドアを交換・リフォームする方法は大きく分けて3つの方法があります。
それぞれの方法について解説しましょう。
1. 周囲の壁や壁紙ごとドアを取り換える
室内ドア自体が古くなってしまった場合やはげしく破損した場合、あるいは部屋の雰囲気を変えたいという場合の方法です。
しかし、この方法だと、工事期間が長くなり、そのため費用も高額になってしまいます。
そのため、最近では、「カバー工法」という、既存のドア枠の上から新しいドアを取り付けるだけの方法が用いられることが多くなってきました。
2.ドアだけを取り換える
ドア枠はそのままにしておき、ドアだけを新しいものと交換する方法です。
ドア枠の費用がかからないのでリーズナブルとえいます。
デメリットとしては、古いままのドア枠に新品のドアと、見た目が不自然になってしまう点です。
また、新しいドアとドア枠の大きさが合わず、ドア枠ごと交換しなければならなくなって、かえって費用がかさんでしまう場合もあります。
3.ドアの面材のみをリフォームする
ドアを丸ごと取り替えるのではなく、ドアの面材のみをリフォームすれば、最も安価な費用で対応が可能です。
デメリットとしては、見た目だけが改善されるため、ドアの不具合などの修復はされない点や、ドアが激しく傷んでいる場合は、リフォームができない点などがあります。
室内ドアのリフォームに必要な費用
さて、いざ室内ドアのリフォームを行うことになった場合の費用相場はどれくらいなのでしょうか。
ドアのタイプごとに説明しましょう。
1.室内引き戸
和室や押し入れの扉によく使われる、ドアを左右に移動させて開閉するタイプのドアのことを「引き戸」といいます。
室内引き戸には、片引き戸・引き違い戸・引き込み戸の3つの種類があり、種類によっても費用相場は異なりますが、おおむね9〜14万円です。
室内引き戸のメリットとしては、車椅子やベビーカーが通りやすく、バリアフリーに適している点があげられます。
2.開き戸
最近は洋室が多くなってきたため、よく見かける前後に開閉するタイプのドアです。
開き戸の中には、片開き戸・親子ドア・両開きドアなどの種類があり、種類によって費用相場は異なりますが、おおむね9~13万円となっています。
開き戸のメリットとしては、戸を引き込むための場所をとらないため、狭い部屋でも設置ができる点と、遮音性や遮熱性が優れている点です。
3.折れ戸
クローゼットなど収納場所によく使われている、折り曲げて開閉するタイプのドアになります。
種類や設置する場所、使われる材質などによって異なりますが費用相場は、おおむね8~20万円です。
メリットは、扉の開閉を行う際、場所をとらない点になります。
部屋ごとにおすすめの室内ドア
室内ドアのタイプは部屋の種類によって適したものがあります。
部屋ごとにおすすめの室内ドアをご紹介しましょう。
1.リビング
日中の廊下を明るくするために、採光できる種類のドアをおすすめします。
廊下は窓が少なく、日当たりがよくないことが多いからです。
廊下が明るいと、奥行きと開放感を感じることができます。
2.リビングとダイニングの間
部屋の空間を仕切りたい場合には引き戸が便利です。
引き戸をすべて開放すれば、1つの広い部屋にできます。
逆に、引き戸を閉めれば、別々の部屋にすることが可能です。
そのため、急な来客の場合などに即座に応接室を設けることができます。
3.台所・洗面所・リビング
このような出入りの多い場所では、開きっぱなしにできる引き戸がおすすめです。
ドアタイプの場合、開け閉めを何度も繰り返さなければならないので、利便性が悪く、ドア自体も傷みやすくなります。
4.トイレ・洗面所
湿気がたまって湿度が上がりやすく、カビも生えやすいので、換気口があるタイプがおすすめです。
トイレの出入り口が広い場合は開き戸に、狭い場合は引き戸にするとよいでしょう。
5.ベッドルーム
一枚板の開き戸がベッドルームにはおすすめです。
室外の明かりや音を遮断し、静かなプライベート空間を保つことができます。
しかし、子ども部屋の場合は、完全密封を避けるためにも、開けたままにできる引き戸がよいでしょう。
室内ドアのリフォームの際考慮すべき点
室内ドアのリフォームを成功させるためには、いくつかの考慮すべき点があります。
順番にご説明しましょう。
1.目的を考える
バリアフリーに対応したいのか、部屋のイメージを変えたいのかなど、室内ドアのリフォームの目的を明確にする必要があります。
2.部屋との整合性を考える
自分の部屋の床や壁の色にマッチするようにドア枠やドアの色を選ぶようにしましょう。
3.他の部屋のドアとのバランスを考える
他の部屋ですでに使用されているドアとのバランスを考えるのも大切です。
まとめ
交換するドアの種類や工事期間などによって、室内ドアのリフォームにかかる費用は大きく違ってきます。
また、工事内容によっては、これまで使用していたドアの処分費用が発生する場合もあるかもしれません。
室内ドアのリフォームにかかる費用を少しでも抑えるためには、複数業者から相見積もりを取って、適正な価格を把握しておくようにしましょう。
また、介護目的やエコな商品を使うと、助成金や補助金が申請できる場合もあります。
この点も事前にしっかり確認しておきましょう。