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配線の分岐方法の種類や屋内配線の分岐回路とは?必要な資格は?

2022年08月21日

「配線の分岐方法の種類や、屋内配線の分岐回路について詳しく知りたい」。
DIYに関心のある方や、電気系統の工事をしたい方ならば、そうお考えの方も多いでしょう。
配線のことって、知っているようで知らないことも多いですよね。

 

分岐方法や分岐回路は非常に難しい名称であるため、すぐに理解するのは大変です。
それでも、これらについて知っておくことで、工事をお願いする際にもとても役立ちます。
工事の際に必要な資格や費用についても解説していくため、ぜひ参考にしてみてください。

配線の分岐方法の種類や屋内配線の分岐回路とは?必要な資格は?

配線の分岐方法や種類

配線の分岐方法には、多くの種類があります。
以下で、3つの分岐方法、種類をご紹介します。

エレクトロタップ

配線の分岐方法でよく知られているのが、エレクトロタップです。
エレクトロタップは、純正配線からの電源取り出し時に使用される配線分岐用のコネクターです。

 

手軽に配線分岐が行える分利便性が高いのですが、使い方を誤ると接触不良を起こしやすいのが特徴です。

スプライス端子

スプライス端子は芯線同士を十分に結合させた上で圧着することから、分岐点がコンパクトに仕上がります。
配線の分岐で人気が高いために、スプライス端子は知っておくとDIYをする際にもとても役立ちます。

ハンダ付け

学校の授業でも経験された方が多いのが、ハンダ付けです。
配線の分岐でも活用されるハンダ付けは、手軽さと利便性においてとても優れています。
DIYに関心のある方ならば、ハンダ付けをマスターしておいて損はないのではないでしょうか。

屋内配線の分岐回路とは?

電気工事の屋内配線というのは、幹線および分岐回路で構成されています。
幹線は、引き込み口から分岐回路までの配線部分のことを言います。

 

一方、分岐回路は分岐ブレーカーから電気機器までの電路のことを言います。
幹線から枝分かれし、電気を使用する場所に振り分けられた細い電線です。
難しいですが、電灯やコンセント、電動機等に至る配線のことを分岐回路だと覚えておきましょう。

 

聞きなれない難しい言葉なのですが、覚えておくことでさまざまなメリットがあるのです。

必要となる資格は?

ここ数年で、DIYを始める方々がかなり増えました。
そのために、コンセントや電気スイッチも自分自身で増設したいとお考えの方もいるでしょう。

 

しかし、電気の通っているケーブルを配線しなければならないので、「電気工事士」の資格が必須です。
なぜ、資格がなければ配線を扱えないかと言えば、感電や漏電のリスクがあるからです。
壁にコンセントを増やすとなれば、壁に穴を開ける必要性があります。

 

これには、当然ながら電気に関する知識や、建築等の知識がいります。
つまり、電気工事士の資格を持っていない方であれば、増設することができないのです。
どうしてもDIYをしたいという場合、電気工事士の資格を取得してみてはいかがでしょうか。

安全性を考慮し配線工事はプロに依頼するのがベスト

安全性を考慮すれば、配線工事はプロに依頼するのがベストと言えます。
もちろんご自身で電気工事士の資格を取得して工事を行うことも可能ですが、手間がかかります。

 

また、感電や漏電のリスクがあることから、それだけ危険性も多いのです。
ですので、豊富な知識と経験を持っている専門業者に依頼するのがおすすめです。
費用もそこまで高額ではないため、プロに依頼することを検討してみてはいかがでしょうか。

プロに依頼する場合の費用は?

コンセントやスイッチを増設する場合、プロに依頼するのがベストだということを先ほどご紹介しました。
延長コードという選択肢もありますが、見栄えや機能性を考えれば、増設の方が快適性も上がります。

 

ですが、プロに依頼するのにいくら費用がかかるのか気になりますよね。
費用が高ければ、依頼するのに躊躇してしまうこともあるでしょう。
プロに依頼すると、コンセントや電気スイッチを1つ増やすのに12,000円~14,000円ほど。

 

1つのコンセントで使用可能な電気量を増やす場合は、16,000円~30,000円ほどかかります。
差し込み口を増やすだけならば、1万円以下で工事できるケースもあります。

 

すべて2時間以内で終わる工事ばかりなので、そこまで時間を取られることがないのが魅力です。

まとめ

配線の分岐方法や種類、屋内配線の分岐回路とは何か、必要な資格、費用について解説しました。
DIYに関心を持つ方が増えたことで、配線を自力で何とかしたいという方も多いのです。

 

ですが、安全性や手間を考慮すれば、電気工事士の資格を所有しているプロに依頼するのがベストです。
安心安全に工事をするためにも、ぜひ配線の分岐方法、屋内配線の分岐回路について正しく理解しましょう。